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魚業者やすし店、SDGsへの取り組み活発化


魚の端材やあらなどを有効利用、新商品で食品ロス削減へ

魚業者やすし店、SDGsへの取り組み活発化

スーパーで販売が予定されるマグロハンバーグの「ロコモコ丼」やサーモンなどの「3色丼」を試作した横浜市立大学の学生ら=1日、横浜市

 魚市場やすし店で、持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みが活発化している。食品ロスを減らそうと、水産関係者が新たなメニューを開発するなど、さまざまなアイデアで魚の端材やあらなどを有効利用している。

 横浜南部市場(横浜市)内の水産会社「横浜食品サービス」は、マグロやサーモンを加工する際に出る端材で、ハンバーグなどを作って商品化している。消費者ニーズを探るため、横浜市立大学の学生らに協力を求め、味付けやメニューを考案してもらったという。

 マグロやサーモンのハンバーグは、市場内の店頭で販売。このほか、マグロハンバーグはハワイ料理の「ロコモコ丼」に、サーモンは卵焼きや高菜漬けなどと合わせた「3色丼」として試作中で、近く地元のスーパーでの販売が予定されている。

 首都圏に約90店を展開するすしチェーンの「銚子丸」(千葉市)では、ほぼ全店でタイやブリ、サーモンなどの頭や骨などで数百人分の「あら汁」を作る。平日午後2時まで無料で、食べ放題にしている。

 ほかにも「アジやイワシの骨をせんべいにしたり、マグロの血合いの部分は唐揚げや竜田揚げにしたり、できる限り無駄なく商品化するよう努力している」と同社経営戦略室。さらに、すしネタのロスを防ぐため「店ごとに一部のネタのタイムセールを実施するなど、売り切る方法を検討中」という。