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三味線奏者の史佳さん、ジャズ巨匠と和洋の音色


ニューヨークのカーネギーホールで協演、大舞台で新境地

三味線奏者の史佳さん、ジャズ巨匠と和洋の音色

17日、米ニューヨークのカーネギーホールでジャズベーシストの巨匠ロン・カーターさん(左)と協演する三味線奏者の史佳さん(写真家GION氏提供・時事)


 
 新潟県を拠点として活動する三味線奏者、史佳さん(47)が17日、米ニューヨークの「音楽の殿堂」カーネギーホールでジャズベーシストの巨匠ロン・カーターさん(84)との協演を果たした。新型コロナウイルス禍で公演中止に苦しみながらも技を磨き、和洋の楽器が織り成す独特のハーモニーを披露し、観客を魅了した。

 史佳さんは小学生の時に習い始めた「竹山流津軽三味線」の伝統を守りつつ、新境地開拓に力を注ぐ。尊敬するカーターさんとの協演を目指したが、2019年は都合が合わず、20年はコロナ禍で中止に。今回「三度目の正直」となった。

 カーターさんは、「モダンジャズの帝王」故マイルス・デイビスのグループに参加し、1960年代の黄金期を支えたジャズ界のレジェンド。「荒城の月」などを一緒に演奏し、曲が終了するたびに拍手喝采を浴びた。

 史佳さんは公演後、「楽しかった。ロンさんのすごさを肌で感じた。経験は今後も生きる」と充実した表情を見せた。(ニューヨーク時事)