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バドミントン里見・山崎組、万感の金メダル


車いす女子ダブルス、分担せず自在に動くスタイルで頂点

バドミントン里見・山崎組、万感の金メダル

バドミントン女子ダブルス(車いすWH)で金メダルを獲得し、喜ぶ里見紗李奈(左)、山崎悠麻組=5日、国立代々木競技場

 表彰台の真ん中で互いにメダルを掛け合った。女子ダブルス(車いすWH)を制し、シングルスと2冠の里見紗李奈(NTT都市開発)の目にはうっすら涙。シングルスは銅だった山崎悠麻(同)は「本当に夢みたい」と喜びに浸った。

 車いすクラスのダブルスでは、コートの右と左で分担するペアが多い。しかし2人は、障害の程度が重い里見が集中的に狙われることを防ぐため、コート上を自由自在に動き回るスタイルを取り入れてきた。

 結成して3年。息はぴったりだった。第1ゲームを落としても「強気だよ」と励まし合った。第2ゲームを粘り強く取り返すと、最終ゲームではミスが増えた中国ペアを一気に突き放した。里見は「穴を突かれることがほとんどなかった。私がつないで、悠麻さんが決めてくれる安心感があった」と振り返った。

 以前はプレーの内容をめぐって関係がぎくしゃくしたこともあったそうだが、今大会は直前合宿も含めて「ちょうどいい距離感をつくれた」と10歳年上の山崎。里見は「やっぱり1人より、2人の方がいいな」。ほっとしたように話した。