世界日報 Web版

WHO、ベルリンに感染症の情報分析拠点を開設


専門家が集結、「感染症対策の格差」を埋める拠点に

WHO、ベルリンに感染症の情報分析拠点を開設

1日、ベルリンで行われた感染症の新情報拠点発足式で、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長(左)からメダルを首に掛けられるメルケル独首相(AFP時事)

 世界保健機関(WHO)は1日、感染症の新たなパンデミック(世界的流行)に備え世界の情報を分析する拠点をドイツの首都ベルリンに開設した。メルケル独首相と共に発足式に出席したWHOのテドロス事務局長は、新型コロナウイルスの感染拡大で明らかになった課題を踏まえ「世界に存在する感染症対策の格差」を埋める拠点になると強調した。

 当初の運営資金はドイツが負担する。さまざまな分野のベルリンの専門家を集め、世界的なリスクの予測や防止策、原因究明や準備、対策のため、迅速な情報の分析を行う。

 テドロス氏は「コロナ危機で学んだ教訓は多い。感染症の情報を集め、分析し、広める世界的な監視体制や道具が必要だ」と強調。「情報はウイルスより速く動かせる。危機に先回りして命を救うのだ」と訴えた。メルケル氏も、新センターが「将来のパンデミックに対するより良い備え」となるよう期待した。(ベルリンAFP時事)