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エチオピアで抗争、少なくとも210人殺害か


エチオピア人権委員会が発表「オロモ武装集団、住民襲う」

エチオピアで抗争、少なくとも210人殺害か

エチオピアのオロモ人組織「オロモ解放戦線(OLF)」のパレード=2018年9月、アディスアベバ(AFP時事)

 エチオピアの政府系組織「エチオピア人権委員会」は26日、中部オロミア州で先週、民族間の抗争とみられる襲撃により少なくとも210人が殺害されたと発表した。

 委員会によると、オロミア州で18日、最大民族オロモ人の「オロモ解放軍(OLA)」系の武装集団が現れた。委員会は「住民らはこの武装集団によって150人以上が殺害されたと証言した」と説明した。その後、住民も報復を行い60人以上を殺害したという。

 委員会は、オロモ人と他の民族の抗争激化を防ぐため「直ちに対策を取る」ことを求め、なぜ現場に治安部隊がいなかったのか調べるよう政府に求めた。一方、OLAは声明を出し、事件への関与を否定した。

 OLAはオロモ人の自治を求めてきた組織「オロモ解放戦線(OLF)」の分派。北部で政府軍と戦闘を続ける「ティグレ人民解放戦線(TPLF)」と共に国会で5月、テロ組織に指定された。OLAとTPLFは今月、アビー首相の政府軍に対し協力して戦うことで合意している。(アディスアベバAFP時事)