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新紙幣の肖像画を子孫に、財務省で贈呈式


2024年度上半期に刷新、最新技術による偽造防止が特長

新紙幣の肖像画を子孫に、財務省で贈呈式

2024年度上半期に刷新される紙幣の肖像画の贈呈式で、記念撮影に応じる子孫ら。肖像画は前列右から渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎=26日午後、財務省(同省提供)

 2024年度上半期に刷新される紙幣の肖像画を1万円札の渋沢栄一らの子孫に贈呈する式典が26日、財務省で開かれた。伊藤渉財務副大臣は贈呈式であいさつし、「偽造しづらく誰もが使いやすい紙幣を目指してデザインを一新する」と語った。

 肖像画は3枚とも縦約50㌢、横約40㌢。紙幣の印刷などを手掛ける国立印刷局が関係先から肖像の写真を預かり、数カ月かけて制作した。最新技術を生かした偽造防止が特長で、刷新は現紙幣の流通が始まった04年以来20年ぶり。

 渋沢は日本資本主義の礎を築き、5千円札の津田梅子は女性教育を推進、千円札の北里柴三郎は日本近代医学の先駆者。渋沢のひ孫、渋沢雅英氏は「大変うれしくありがたい。(栄一の)人生は広い意味で日本の役に立ったのではないか」とコメントした。