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智弁和歌山、1カ月ぶり実戦でも抜かりなし


宮崎商の辞退で3回戦が最初の試合に、部員の協力に感謝

智弁和歌山、1カ月ぶり実戦でも抜かりなし

3回表智弁和歌山1死一、三塁、角井が先制の適時打を放つ=24日、甲子園

 約1カ月ぶりの対外試合だったが、その影響を感じさせなかった。智弁和歌山は高松商を下して8強入り。中谷監督は「1球1球チーム全員で集中できているなと思って見ていた」と選手たちを褒めた。

 2回戦で対戦予定だった宮崎商が新型コロナウイルスの集団感染で出場を辞退したため、3回戦が最初の試合になった。試合がないことを考慮されて、前日23日に甲子園のグラウンドで練習はできたが、実戦は7月27日の和歌山大会決勝以来だった。先発したエースの中西は「立ち上がりでミスをしないよう、丁寧にと心掛けた」。140キロ前後の直球を外角に集めて序盤を抑えた。

 打線も早々と機能した。三回、4安打に犠打や犠飛も絡めて3点を先取。先制の右前打を放った角井は「室内練習でメンバー外の部員たちが実戦感覚を補うために投げてくれた。おかげで先制打を打てた」。甲子園の土を踏めないチームメートが献身的に協力したことに感謝した。

 ブルペンでの投球練習で打者を立たせたり、チーム内で実戦形式の練習を行ったりするなど、試合勘をできる限り失わないように努めてきた。宮坂主将は「最善の準備をしてきた」と胸を張る。次は準々決勝。主将は「全員野球でぶつかっていきたい」と意気込んだ。