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米国で白人の人口が初の減少、混血・多様化進む


2020年の調査結果を公表、都市部への人口集中が鮮明に

米国で白人の人口が初の減少、混血・多様化進む

12日、多様な人種でにぎわう米カリフォルニア州ロサンゼルスの通り(EPA時事)

 米国勢調査局が12日に公表した2020年の調査結果によると、ヒスパニックを除く白人の人口が、10年の前回調査比で8・6%減少した。米メディアによれば、1790年に始まった調査で白人が減少したのは初。同局の担当者は「過去の調査と比べ、米国で混血と人種・民族の多様化が進んだことが明らかになった」と分析した。

 白人は依然として人種別で最大グループだが、全人口に占める比率は約6ポイント減の57・8%で過去最低を更新。ヒスパニックとアジア系がそれぞれ過去20年間でほぼ倍増したほか、混血が前回調査の900万人から4倍近い3380万人に増えた。18歳未満に限ると、有色人種が計52・7%で過半数を占めている。

 州別では、カリフォルニア州でヒスパニックの人口比が前回の37・6%から39・4%に上昇。白人の34・7%を上回り、同州で初めて白人が最大グループから転落した。

 総人口は3億3100万人余り。10年間の増加率は7・4%弱で、大恐慌に見舞われた1930~40年以来の低い伸び率だった。国勢調査局は「この10年間の人口増加は、ほぼすべて都市圏で起きた」と指摘。郡レベルで見ると半分以上で人口が減少し、都市部への人口集中が鮮明になっている。(ワシントン時事)