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平和を祈り、長崎で2年ぶりに「万灯流し」


原爆投下から76年、川辺の400個の灯籠が周囲を照らす

平和を祈り、長崎で2年ぶりに「万灯流し」

「万灯流し」で、浦上川の川辺に置かれた灯籠を見詰める親子=9日午後、長崎市

 長崎への原爆投下から76年となった9日夜、長崎市の爆心地付近を流れる浦上川周辺で「万灯流し」が行われた。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、開催は2年ぶり。犠牲者の冥福と平和への祈りが込められた約400個の灯籠が川辺に置かれ、周囲を照らした。「密」を避けるため、例年のように万灯を川に流すことはしなかった。

 原爆投下後、多くの被爆者が水を求めて浦上川へ向かい、亡くなった。

 被爆者から体験を聞き、平和活動に参加するようになったという市内の40代女性は「小さいことの積み重ねが大切」と話し、核廃絶に向けた地道な取り組みを訴えた。