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レスリングの須崎優衣、初の五輪でも死角なし


がぶり返しにアンクルホールドで連続得点、無失点で決勝へ

レスリングの須崎優衣、初の五輪でも死角なし

決勝進出を決めガッツポーズする須崎優衣=千葉・幕張メッセ

 死角は見当たらない。須崎が1回戦から3試合連続でテクニカルフォール勝ち。いずれも無失点で決勝に進み、「強い気持ちでいけました」。初の五輪でも物おじせず、頼もしい勝ちっぷりだった。

 準決勝の相手は五輪3大会連続メダリストのスタドニク。低く固い姿勢で守ってきたが、「肌を合わせて、絶対に点を取りにいけると思った」と焦らなかった。1-0で迎えた第2ピリオド、相手の上半身を固めて裏返す「がぶり返し」を決め、さらにアンクルホールドにつないで連続得点。あっという間に勝負を決めた。

 2019年に世界選手権の国内代表選考で敗れるなど苦しんだ。スピードを封じられると得点できない弱点を突かれた。その反省から、力強いレスリングもできるよう筋力を鍛え、タックル以外の技も磨いてきた。この日は、3試合とも多彩な攻めで完勝。「練習の成果が出ている」とうなずいた。

 開会式では旗手を務めた。他競技の選手の活躍から、「たくさん勇気をもらっている」と笑う。57キロ級を制した川井梨紗子からは金メダルを見せてもらい、「私も絶対に欲しいと思った」。さらに意欲をかき立て、大一番に臨む。