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ラストレース終えた池江璃花子、パリへ飛躍誓う


400mメドレーリレーでついに決勝進出、自分自身に誇り

ラストレース終えた池江璃花子、パリへ飛躍誓う

泳女子400㍍メドレーリレー決勝、力泳する第3泳者の池江璃花子=1日、東京アクアティクスセンター

ラストレース終えた池江璃花子、パリへ飛躍誓う

池江璃花子、リオ五輪からの軌跡

 今大会のラストレースを終えた後、競泳女子の池江璃花子(ルネサンス)はこれまでの道のりを思い返し、涙をこぼした。「一度は諦めた東京五輪だったけど、決勝の舞台でみんなで泳ぐことができたのは本当にうれしかった」

 自由形を泳いだ二つのリレーは予選敗退。最後の400メートルメドレーリレーは第3泳者として本命種目のバタフライを泳ぎ、ついに予選を通過した。決勝を終え「この舞台に戻ってこられた自分自身に誇りを持っていける」と胸を張った。

 決勝は8位で引き継いで前を追ったが、前半を抑えて入るプランは不発で差を縮められなかった。「やっぱり積極的なレースが必要」と痛感し、「今後、世界の大会で『池江がどんどん強くなっている』という姿を見せていけたら」と飛躍を誓った。

 2019年2月に白血病を公表。再び泳ぐ自分を想像もできないほどの苦しい闘病生活を経て同年12月に退院した。練習を再開しても、周りについていけずに挫折しそうになったこともある。大会中にサラ・シェーストレム(スウェーデン)ら親交のある選手と久々に会い、苦しい日々を乗り越えてきたという事実を改めて実感した。

 体力面ではまだ不安があり、今回は個人種目のエントリーを見送った。2024年パリ五輪では個人種目で思い入れの強い100メートルバタフライでの活躍を狙う。世界トップの泳ぎを肌で感じた今大会の経験は大きく、「100メートルバタフライの決勝のレースを見たときに、自分はこの舞台で活躍できるんだっていう自信が勝手に湧き上がってきた」と池江らしい強気な言葉も出た。

 復帰以来、最大の目標と定めてきたパリ五輪は3年後。池江がさらに輝くべき舞台はすぐにやってくる。