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イタリアのヤコブス、ボルト引退後の新王者に


男子100mで29年ぶりの欧州勢の金、「信じられない日」

イタリアのヤコブス、ボルト引退後の新王者に

陸上男子100㍍で優勝したイタリアのヤコブス(右)=1日、国立競技場(AFP時事)

 五輪で3連覇した9秒58の世界記録保持者ボルトが2017年に引退後、初めての五輪。混沌(こんとん)とする現在の男子短距離界の勢力図を反映したような新王者の誕生だった。男子100メートルを制したのは、ここ数カ月で急成長した伏兵のヤコブス。1992年バルセロナ五輪のクリスティ(英国)以来29年ぶりの欧州勢の金メダルとなった。

 前日の予選で自己記録を更新する9秒94をマークし、決勝の2時間ほど前の準決勝で一気に9秒84。好記録連発の勢いに乗ったまま、決勝に臨んだ。

 有力選手のヒューズ(英国)が不正スタートで失格となった後の号砲。動揺を見せずに好発進し、先行したカーリー(米国)に食らい付いた。60メートルすぎでトップを奪うと、後続の追走を許さずゴール。記録はまたも自己ベストを塗り替える9秒80だった。「子供の頃の夢が五輪の金メダル。信じられない日になった」と喜びを爆発させた。