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「うれしい」「信じられない」喜びに沸く関係者


世界遺産に決定、青森市ではPV、千歳市ではくす玉割り

「うれしい」「信じられない」喜びに沸く関係者

伊勢堂岱遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群の世界文化遺産登録が決まり、拍手を送る市民ら=27日午後、秋田県北秋田市(時事)

 「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録が決まった27日、対象の遺跡を抱える北海道や青森県などでは、関係者が喜びに沸いた。

 青森市のホールに設けられたパブリックビューイング(PV)会場には関係者ら約50人が集まり、登録が決まると会場は拍手に包まれた。三内丸山遺跡で長年ボランティアガイドを務める中村文子さん(73)は「信じられない気持ちでいっぱい」と興奮気味。「世界遺産という大きなリボンを付けて、未来の人たちに贈ることができたと思うと本当にうれしい」と語った。三村申吾青森県知事は「本当に良かった」と安堵(あんど)。「耐えて耐えて耐えて(登録に)ついにたどり着いた」と涙交じりに語った。

 6カ所の遺跡が点在する北海道。「キウス周堤墓群」が登録された千歳市では、市役所で山口幸太郎市長らが「おめでとうございます」と喜びの声を上げてくす玉を割ると、大きな拍手が起きた。「千歳文化財保護協会」の鈴木昭広会長は「これから多くの人が来ることを見据え、整備の方法も市と考えていかなければ」と語った。

 「キウス周堤墓群を守り活かす会」の大江晃己会長は「苦労もあったが、北海道の遺跡がすべて一緒に登録されたことが非常にうれしい」とほっとした様子。