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海外渡航時のワクチン証明、各自治体で受付開始


伊・トルコなど7カ国で利用可、対象国の拡大に向け交渉中

海外渡航時のワクチン証明、各自治体で受付開始

新型コロナウイルスワクチンの接種歴を証明する「ワクチンパスポート」の申請に訪れた人々=26日午前、東京都品川区(時事)

海外渡航時のワクチン証明、各自治体で受付開始

新型コロナウイルスワクチンの接種歴を証明する「ワクチンパスポート」を受け取る人(左)=26日午前、東京都品川区(時事)

 海外渡航の際に新型コロナウイルスワクチンの接種歴を証明する「ワクチンパスポート」について、全国の市区町村で26日から申請受け付けが始まった。東京都品川区では同日朝、区役所に臨時窓口を設置。約10人が列をつくって並び、必要書類を職員に渡し手続きをした。

 受け付け方法は窓口や郵送など自治体によって異なる。同区では窓口と郵送、両方実施。窓口では受け付けた即日に発行し、郵送では申請書類が到着した翌開庁日にワクチンパスポートを発送するという。

 新型コロナ感染拡大前はベトナムで日本語教師をしていた同区在住の上山裕次さん(71)は申請を終えた後、「この日を待ちに待った。ベトナムにいつ戻れるか分からないが、生徒に早く会いたい」と語った。

 ワクチンパスポートには、国籍や接種したワクチンのメーカー名などが記載される。手続きには旅券(パスポート)やワクチン接種済み証などが必要。当面はイタリアやトルコなど7カ国での入国手続きの際に利用可能で、政府は対象国・地域の拡大に向け交渉を進めている。

 加藤勝信官房長官は26日午前の記者会見で、ワクチンパスポートについて「今後の国際的な人の移動の再開につながる重要なツール」と言及。自治体窓口の混雑を避けるため「海外渡航目的以外の申請は控えていただくようお願いしたい」と呼び掛けた。