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スケートボードの堀米雄斗、攻めて初代王者に


一発技で9点超え連発、地元で取った金メダルに喜びは格別

スケートボードの堀米雄斗、攻めて初代王者に

スケートボード男子ストリートで優勝し、金メダルを手にする堀米雄斗=25日、有明アーバンスポーツパーク(時事)

スケートボードの堀米雄斗、攻めて初代王者に

スケートボード男子ストリート決勝で演技する堀米雄斗=25日、有明アーバンスポーツパーク(時事)

スケートボードの堀米雄斗、攻めて初代王者に

スケートボード・ストリート(時事)

 スケートボードの初代王者になったのは、日本が世界に誇る堀米だった。試合会場がある東京都江東区出身。「そこで金メダルが取れてうれしい。今までの大会と違い、自分の中で一番中心になるくらいうれしい」と喜びに浸った。

 クールな表情の奥に、強気な心が宿る。45秒間で自由に滑る前半の「ラン」では得点が伸びず、4番手と出遅れた。「でも、ベストトリックがある」。気持ちを切り替え、一発で技を出す後半戦で巻き返した。

 1本目でいきなり9点超え。3本目には、これまでの大会では見せたことがなかった高難度のトリックに成功し、表情がほぐれる。「決まってから落ち着いた」。4本目はさらに難易度を上げた。跳んで回転しながら手すりに乗り、板のへりで滑る大技を決めて全選手の中で最高の9・50点。5本目の成功で金メダルを確実にすると、早川コーチと抱き合って喜びを爆発させた。

 まだ中学生だった頃。スケートボードの本場、米国の地を初めて踏んだ。「プロスケーターがいた時に、これが米国なんだと思った。環境が違うな」。以来、最高峰の場所でトップになることが目標に。高校を卒業すると、日本を飛び出した。

 数々の大会で優勝し、昨秋にはロサンゼルスに練習場を併設した家を購入した。アメリカンドリームを果たした22歳は「スケートボードはまだそんなに知られていない。楽しさをいろんな人に伝えたい」。自国開催で金メダル。これ以上ないアピールになった。