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五輪野球開幕まであと10日、戦い方は臨機応変に


稲葉監督「全力で立ち向かう」、24人の精鋭をまとめる

五輪野球開幕まであと10日、戦い方は臨機応変に

インタビューに答える野球日本代表の稲葉篤紀監督=9日、東京都港区(時事)

 28日の東京五輪の野球開幕まで、あと10日を切った。2017年7月に就任し、集大成となる戦いに臨む稲葉篤紀監督(48)が、インタビューに応じて決意を語った。

 無観客という異例の状況でも、熱い気持ちは変わらない。「野球をやる喜び、応援していただけるありがたさをしっかりと感じないといけない。少しでも(テレビで)見ている方に何かを感じてもらえれば。全力で立ち向かっていく」と言葉に力を込める。

 短期決戦では固定観念を捨て、臨機応変に戦っていく。救援陣には平良(西武)や新人栗林(広島)ら若い投手も招集。抑えについては「まずは決めずに。やっていく中で何となく投げるポジションが決まっていくと思う。大会が始まって、だんだん形になっていけばいい」と構える。捕手は先発投手との相性などを見て甲斐(ソフトバンク)、梅野(阪神)を起用していく。

 打順も「基本的には日替わり。どうやったら線になっていくか。先発を早く崩せなければ、後半になって1イニングずつどんどん代わってくるかもしれない」と話す。

 19年11月の国際大会、プレミア12で優勝を果たしたが、コロナ禍で昨年からは、強化試合などが組まれずに選手が集合できる機会がなかった。それだけに仙台での直前合宿は貴重な場になる。

 「メンバーも新しくなったし、若い選手も結構入ったので、コミュニケーションを取っていきたい。決めごとやけん制のタイミング、サインなども含め、本番までにジャパンモードにする時間にしたい」。金メダル獲得を託した24人の精鋭を、一体感を持ったチームにまとめ上げていく。