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熱海の土石流災害、安否不明者なお20人残る


災害発生からきょうで1週間、小崩落で捜索活動は難航

熱海の土石流災害、安否不明者なお20人残る

土石流の発生現場で安否不明者を捜索する消防隊員ら=9日午後、静岡県熱海市(時事)

 静岡県熱海市で起きた土石流災害で、県は9日、新たに死者2人の身元が確認されたと発表した。死者9人のうち7人の身元が判明したが、依然として20人の安否が不明となっている。災害発生から10日で1週間となる。

 警察、消防、自衛隊などは、発生7日目の9日も朝から約1700人態勢で捜索を続けた。現場では小崩落が発生し、がれきや泥の撤去作業が一時中断されるなど活動は難航している。

 新たに身元が判明したのは伊豆山地区の田中路子さん(70)とトオヤマ・ユウジさん。市によると、田中さんは8日午前、伊豆山地区の倒壊家屋近くで自衛隊によって発見された。

 県は9日、被災者約570人が避難している市内のホテルについて、16日までしか使えないことを明らかにした。公営住宅など103戸を被災者向けに確保したが、当面は希望者を他のホテルに移すことも検討するという。

 被災した家屋は131棟に上る。被害に遭った伊豆山地区では水道やガスなどのライフラインが完全に復旧しておらず、生活再建のめどは立っていない。