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熱海の土石流災害、無料サービスで被災者を支援


少しでも笑顔に、店舗がコーヒーやシャワーなどを提供

熱海の土石流災害、無料サービスで被災者を支援

静岡県熱海市伊豆山地区の土石流災害で、避難者らに無料でノートパソコンや携帯電話充電器などを貸し出している会員制の共用作業場「クラブハブリック」=6日午後、同市(時事)

 静岡県熱海市伊豆山地区の土石流で、被災者約500人が身を寄せる「熱海ニューフジヤホテル」周辺のカフェやゲストハウスがサービスを無料化し、被災者を支援している。「できる限りのことをしたい」。不安な日々を過ごす避難者に少しでも笑顔を取り戻してほしいと願っている。

 「コーヒーを飲んで気持ちを落ち着かせてほしい」と話すのはカフェ「クアルト」の店長加藤麻衣さん。発生2日目の4日、店頭にコーヒーポットを置き、自由に飲んでもらえるようにした。訪れた避難者に、優しく声を掛けながらコーヒーを手渡す。ほかにもポットの設置場所を探しているといい、「多くの人に利用してほしい」と語る。

 土石流の影響で周辺が断水したことを受け、ゲストハウス「マルヤ」ではシャワーの無料開放を始めた。「数年前、台風で断水したときも開放した。使ってもらえるのが一番うれしい」と男性従業員。ゲストハウス内に被災者らが集まれるような共有スペースの設置も検討する。「避難生活が長引くにつれ、精神的にきつくなると思う。地元の人同士で話ができたり、必要なものを提供したりできる場所になればいい」と語った。

 会員制の共用作業場「クラブハブリック」は無料でノートパソコンや携帯電話充電器などを貸し出し、Wi-Fi(ワイファイ)も開放する。スタッフの草間沙織さんは、市が避難者用に手配したホテルについて「ワイファイがロビーしか使えないと聞いた」と話し、「子供たちに動画やアニメを見てもらいたい。オンライン授業にも使ってほしい」と気遣った。