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オリックスの杉本裕太郎、リーグトップの18号


コンパクトなスイングを意識、主要3部門で「主役」争い

オリックスの杉本裕太郎、リーグトップの18号

1回、先制の2点本塁打を放つオリックスの杉本=2日、メットライフ(時事)

 高々と上がった打球の行方を見ながら、ゆっくりと歩きだした。オリックスの4番杉本が一回2死一塁から左翼席へ豪快な先制2ラン。リーグトップに並ぶ18号に、「フルカウントだったので、ボール球を振らないようにコンパクトにスイングすることを意識した。感触も良かった」と納得の表情を浮かべた。

 相手先発の佐々木が一回、先頭打者への危険球で退場。急きょ登板した渡辺の甘くなった144キロを完璧に捉えた。左腕から右腕に代わっても、きっちりと対応した。五回に中前打、七回に左前適時打を放つなど、3安打4打点の活躍。中嶋監督は「みんながつないで4番がかえす、いい勝ち方」と振り返った。

 打率3割3分1厘は同僚吉田正の3割4分2厘に、54打点は島内(楽天)の57打点に迫り、ともにリーグ2位につける。

 本塁打がリーグ1位に並んだことに、「今しかトップじゃないと思うので、今だけ余韻に浸って、あしたから頑張ります」と笑顔。プロ入りから昨季までの5年間で通算9本塁打だった男が、6年目でブレーク。首位を走るチームには、打撃主要部門で主役の座を争う頼もしい4番がいる。