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北海道で月面探査車「YAOKI」が走行試験


成功すれば民間初、NASAの計画で2022年に打ち上げへ

北海道で月面探査車「YAOKI」が走行試験

ロボット・宇宙開発ベンチャーの「ダイモン」が報道陣に公開した月面探査車「YAOKI」=30日午後、北海道赤平市の植松電機(時事)

 ロボット・宇宙開発ベンチャーのダイモン(東京)は30日、北海道赤平市で月面探査車「YAOKI(やおき)」の実証試験を行った。2022年初頭にも米国で打ち上げられ、月面探査に挑む。成功すれば、民間企業による世界初の月面探査となる。

 YAOKIは二輪型で横幅15センチ、重量498グラム、世界最小最軽量という。試験は、植松電機(赤平市)が開発した地球の6分の1の重力環境をつくり出す装置と真空装置を使って実施。月面を模した砂の入ったケースの中に探査車を入れ、ダイモンの中島紳一郎社長が操作機を使い直進させた。

 ダイモンは米宇宙ベンチャー企業と組み、米航空宇宙局(NASA)の「アルテミス計画」に加わる。中島社長は取材に応じ「安定的に走行できた。成功体験を一歩一歩積み重ねて、より精度を上げたい」と意欲を語った。

 国内での実証試験は今回が最後で、今後は米国で行う予定。