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西日本豪雨で被災の文化施設、3年ぶりに再開


岡山・真備で、復旧工事が完了、開館式典で演奏など披露

西日本豪雨で被災の文化施設、3年ぶりに再開

「マービーふれあいセンター」の開館式典で演奏する「吉備真備太鼓」=24日午前、岡山県倉敷市(時事)

 2018年7月の西日本豪雨で甚大な浸水被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区の文化施設「マービーふれあいセンター」で24日、約3年ぶりに利用が再開されるのを記念し、開館式典が行われた。これで、被災した同地区の公共施設の復旧工事がほぼ完了した。

 式典には地区の住民代表ら約50人が参加し、同施設を拠点に活動する「吉備真備太鼓」が演目を披露。メンバーの松田巧さんは「わが家へ帰ってきたような気持ち。町民みんなで心を一つにして復興していこうと思いを込めて演奏した」と話した。

 このほか特産の竹で作られた楽器を用いる「真備町竹のオーケストラ」や真備町在住のピアニスト橋本里香さんがステージ上で演奏を披露した。

 式典終了後、記者団の取材に応じた伊東香織倉敷市長は「施設は住民の出会いや触れ合い、憩いの場。気軽に使っていただき全国へ真備の復興状況を伝えられるようにしていきたい」と話した。

 施設は3年前の豪雨で約3・5メートルの高さまで浸水し、大半の舞台設備が消失。水が引いてからは災害ごみの集積場として使われてきたが、今年5月に復旧工事が完了した。