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藤井聡太二冠、90手で棋聖戦5番勝負を先勝


渡辺明三冠の挑戦を受ける、初のタイトル防衛へ好発進

藤井聡太二冠、90手で棋聖戦5番勝負を先勝

棋聖戦5番勝負の第1局で渡辺明三冠(右)に先勝した藤井聡太二冠=6日午後、千葉県木更津市(代表撮影・時事)

 将棋の藤井聡太棋聖(18)=王位と合わせ二冠=に渡辺明三冠(37)=名人、棋王、王将=が挑戦する第92期棋聖戦5番勝負の第1局が6日、千葉県木更津市内で指され、後手の藤井二冠が90手で勝ち、初のタイトル防衛へ好発進した。

 序盤から激しい攻防になったが、藤井二冠が寄せ付けなかった。終局後の取材に「あまり防衛戦とか意識せず、昨年と同じように臨みたいと思っていた。自然体で指すことができたのかなと思う」と勝ちを振り返った。渡辺三冠は「もう少し良い内容の将棋を指せるようにやっていかないと」と語った。

 藤井二冠は今月29日から第1局が指される王位戦7番勝負も初防衛を懸けて戦う。

 藤井二冠は前期、渡辺棋聖(当時)に3勝1敗で勝ち、17歳11カ月で初タイトルを獲得、最年少記録を塗り替えた。その後王位も獲得して二冠を達成した。防衛に成功すれば、タイトル通算3期の規定を満たし、史上最年少で九段に昇段、渡辺三冠の21歳7カ月の記録を大幅に更新する。

 前期と立場を入れ替えて藤井二冠に挑戦する渡辺三冠は、今年、保持する三つのタイトル全てを防衛。棋聖に返り咲けば自身初の四冠を達成する。

 第2局は18日、兵庫県洲本市で指される。