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豪のグリフィス大、コアラの「顔認証」を研究へ


AIを用いて個体識別を強化、交通事故減少へデータ収集

豪のグリフィス大、コアラの「顔認証」を研究へ

動物園の病院に保護された野生のコアラ=2020年1月、シドニー(EPA時事)

豪のグリフィス大、コアラの「顔認証」を研究へ

オーストラリアの地図(時事)

 オーストラリアのグリフィス大は、コアラの生態観察や保護強化のため人工知能(AI)を用いたコアラの「顔認証」研究を始める。7月から東部ブリスベン付近にカメラ20台を設置する。交通量の多い道路を動物が渡るための「地下道」や「橋」を利用するコアラの個体識別を試みる。

 コアラの行動追跡には従来、認識票や全地球測位システム(GPS)が使われてきた。研究チームを率いるシュウ准教授は「AIはここ10年、急速に進歩しており、個々のコアラを十分識別できる」と強調。手作業で画像確認する作業から解放されると期待している。

 グリフィス大によると、コアラの外見や行動から各個体を判別できるよう保護団体と協力しAIを強化する。各個体の行動を研究し、コアラが交通事故に遭わずに済む改善策につながるデータ収集を目指す。(ブリスベン(豪)AFP時事)