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西武の平良海馬、変化球磨き開幕から27戦無失点


カットボールが大きな武器、安定感が抜群でパ新記録に

西武の平良海馬、変化球磨き開幕から27戦無失点

9回に登板し、巨人打線を無失点に抑えた西武4番手の平良=1日、東京ドーム(時事)


 
 九回に3点差を追い付き、急きょ回ってきた出番でも西武の平良は落ち着き払っていた。「しっかり準備はできていた」。1死から連打で一、二塁に走者を背負ったが、代打の亀井と中島を打ち取り、開幕から27試合連続無失点。2012年の岡島(ソフトバンク)と並んでいたパ・リーグ記録を塗り替えた。

 クイックモーションから投げる最速160キロの剛速球が代名詞。ただ、だからこそ狙いを絞られて打たれることが多く、変化球の精度向上に取り組んできた。今季は「自信がある球は真っすぐ以外」と言うほど手応え十分。特に、150キロ前後の球速で、打者の手元で動くカットボールが大きな武器となり、安定感につながっている。

 1回を打者3人で終えた登板は意外にも少ないが、この日のようにピンチでも動じない精神面の強さもある。辻監督は「最後、しっかり抑えてくれたのはさすが」と賛辞を惜しまなかった。

 抑えの増田が戦線離脱し、他の救援陣は調子の波がある中で大車輪の活躍を見せる21歳。「これからも無失点を続けていくことができるように頑張る」。記録継続を誓う言葉が頼もしい。