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文科省、2年ぶりに全国学力テストを一斉に実施


小学6年生と中学3年生が対象、コロナ禍の影響を調査

文科省、2年ぶりに全国学力テストを一斉に実施

全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)に臨む児童ら=27日午前、千葉県内の小学校(時事)

文科省、2年ぶりに全国学力テストを一斉に実施

全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で、学習意欲や生活習慣などをオンラインで尋ねる調査に臨む児童ら=27日午前、千葉県内の小学校(一部画像処理しています)(時事

 小学6年と中学3年を対象とした文部科学省の2021年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が27日、一斉に行われた。20年度は新型コロナウイルス対策の一斉休校に伴って中止となり、実施は2年ぶり。国語と算数・数学の2教科で、結果公表は8月中・下旬の見込み。学習意欲や生活習慣などを尋ねる調査も行い、コロナ禍の影響を調べる。

 文科省によると、今月11日時点で国公私立の2万9062校、約208万2000人の児童・生徒が参加するとしていた。国公立校のすべて、私立校の46・7%で、参加率は例年並み。

 小6では20年度から導入された新学習指導要領の内容を反映し、資料やデータを活用して解く問題が初登場。中3国語では問題の題材や設定として電子メールやテレビ会議などが初めて取り上げられた。

 学力テストは例年4月に行われるが、コロナ禍でカリキュラムを今年度に繰り越した学校に配慮して1カ月延期した。遠足などの学校行事と重なって27日が難しい場合の後日実施の期間も2週間から1カ月間に延ばし、小学校45校、中学校168校が選択。前回の3倍以上に増えた。

 学習意欲などを尋ねる調査では、100校程度の小中学校で回答にタブレットなどを使用。文科省はコンピューターで回答する学力テスト(CBT)の導入を検討しており、今回は試行調査として行った。

 現行の学力テストは07年度に開始。昨年度の他、11年度も東日本大震災の影響で中止された。