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米NYでの日本人や日系人の足跡を後世に伝える


デジタル日本人歴史博物館が開設、約100点の資料を収集

米NYでの日本人や日系人の足跡を後世に伝える

1913年にニューヨーク市の公立学校で学ぶ日本人生徒。米国議会図書館所蔵(ニューヨーク日本歴史評議会事務局提供・時事)

米NYでの日本人や日系人の足跡を後世に伝える

24時間耐久レースを終え、完走したトヨタ自動車の水素エンジン車(手前左)=23日、静岡県小山町の富士スピードウェイ(同社提供・時事)

 米ニューヨークでの日本人や日系人らの足跡を後世に伝えるため、ウェブサイトで写真や文書などの資料を紹介するデジタル日本人歴史博物館が開設された。米国議会図書館の協力や一般提供などで約100点を収集した。さらに充実させ、将来的には実際の博物館の設立につなげたい考えだ。

 サイトでは、収集した資料を政治・外交、ビジネス、教育などの分野ごとに整理し、英語と日本語で解説。1860年に徳川幕府使節団がニューヨークを訪れたときの様子や、1900年代初頭に米国の公立学校で学ぶ日本人生徒の姿などを見ることができる。医師やビジネスマンとして活躍した日本人や日系人が半生を振り返る証言動画も載せた。

 大学教授や医師、日系企業トップら有志15人が昨年12月に評議会を立ち上げ、準備を進めていた。そのうちの一人、ニューヨーク日系人会のスーザン・大沼会長は「差別やヘイトに対抗する最良の方法は、教育や文化交流を通じて相互理解を深めることだ」と指摘。博物館を通し、日本人や日系人への理解が進むことに期待を寄せた。

 博物館のウェブサイトのURLは、https://www.historyofjapaneseinny.org/(ニューヨーク時事)