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拉致被害者の曽我ひとみさん「本当に時間がない」


新潟・佐渡で解決訴え署名活動、進む被害者家族の高齢化

拉致被害者の曽我ひとみさん「本当に時間がない」

署名活動を行う曽我ひとみさん(左)=23日午前、新潟県佐渡市(時事)

 拉致被害者の曽我ひとみさん(62)らが23日、新潟県佐渡市で拉致問題の早期解決を訴える署名活動を行った。新型コロナウイルスの影響で約1年5カ月ぶりとなり、曽我さんは取材に対し、「一日、一時間、一分でも(早く)という思いがコロナ禍の中でもっと大きくなっている」と話した。

 曽我さんは、拉致被害者家族の高齢化が進む現状に触れ「本当に時間がありません。声を大きくして話したい」と訴えた。

 また、帰国後に横田めぐみさん拉致当時(13)の父で昨年亡くなった滋さんとカラオケに行き、北朝鮮でめぐみさんと一緒に歌った童謡「もみじ」を歌ったエピソードを明かした。滋さんは優しそうな笑顔で聞いていたという。

 署名に応じた女性は「全員が帰ってきてほしいが、月日がたつと難しい面もある」と話していた。

 「曽我さん母娘を救う会」が集めた署名は、今年3月末までで5万1540筆に上った。