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かど番の正代、徐々にどっしり、序盤戦で4勝目


春場所で敗れた明生に雪辱、「先場所よりも状態がいい」

かど番の正代、徐々にどっしり、序盤戦で4勝目

正代(左)は寄り倒しで明生を下す=13日、東京・両国国技館(時事)

 かど番の正代にとって、白星が何よりの薬となる。春場所で敗れた明生に雪辱し、序盤戦は4勝1敗とまずまずの出だし。「先場所よりも状態がいい」と表情を緩ませた。

 もろ差しを狙ってきた相手と左四つで組み、勝機を探った。すくい投げなどで揺さぶり、右をねじ込みながら前へ。豪快に寄り倒し、「攻めるときに攻められてよかった」と納得顔だった。

 6日目までに4敗した春場所と比較し、「圧力を伝えることができている」という手応えがある。当時は体重が10キロほど減り、「悪い方向に考えてしまった」。馬力が落ちたのではと不安を覚え、取り口が消極的になってしまったという。

 4月は合同稽古に参加したが、今場所に入るまで自身の状態に確たる自信は持てないままだった。土俵下で見た伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)が「きょうは落ち着いていて、結構余裕があった」と評価したように、徐々に地に足が着いてきた印象を受ける。

 「体は動いている方だと思うので、このまま取り切れたらと思う」と正代。まずは勝ち越しまで一気に走りたいところだ。