世界日報 Web版

人口と文明を考える


哲学者 小林 道憲

 人口減少は、今日の先進国の悩みの一つである。欧米諸国でも、日本でも、出生率は年々減少し、このまま出生率の減少が続けば、先進国の人口は、今世紀の末には世界人口のごく一部にまで縮小してしまうだろうと言われている。さらに、先進国では、医学の進歩や福祉の充実などによって死亡率も低下しているから、人口構成の高齢化は急速に進んでいく。少子高齢化という先進国が抱える不安要因は、文明の発達の結果でもある。


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