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『言志四録』に学ぶ老いの人生


根本 和雄

メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄

 “春風を以(もっ)て人に接し、秋霜(しゅうそう)を以て自ら粛(つつし)む”(「言志後録」33)。これは、よく知られた江戸時代の儒者である佐藤一斎(一斎は号、名は坦(たん))(1772~1859)の後半生の四十余年にわたる随想録『言志四録』(言志録・言志後録・言志晩録・言志耋録(てつろく))で述べている。即(すなわ)ち“人には寛大に、己には厳しく”と。これは、人生への警鐘の言葉ではなかろうか。


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