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『韓非子』で読む現代中国


小林 道憲

哲学者 小林 道憲

 韓非子は、自分が生きた戦国時代の現実から、利益本位に動く人間の現実を凝視していた。政治も、この利を好み罰を嫌がる人間の本性に根差して行わねばならない。彼は、利益の追求に正当な地位を与え、そこから政治の在り方を導き出したのである。それが、信賞必罰の政治であり、法治主義であった。法治主義を実行すれば、国は富み、兵は強まる。法治による国力の充実こそ、生き残る道だと説くのである。


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