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明暦の大火と防災都市「江戸」の建設


濱口 和久

拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久

 「火事と喧嘩(けんか)は江戸の華」という言葉が生まれるぐらい、江戸は火災の多い都市であった。

 江戸という都市の歴史は火災との闘いの連続であり、多くの人命を奪ったのは地震よりも火災だった。最も被害が大きかったのが明暦3(1657)年1月18日から20日にかけて起きた火災(明暦の大火)だ。関東大震災以前の江戸(東京)においては、日本史上最大の被害となった。ローマ大火、ロンドン大火とともに世界三大大火の一つに数えることもある。


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