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武漢ウイルス禍への「日本型」対応


櫻田 淳

東洋学園大学教授 櫻田 淳

 武漢ウイルス禍の「パンデミック」に際して、日本政府の対応方針は、結局のところは、日本国民各層に「自粛」を要請することに集約されていた。

 4月7日にコロナウイルス特措法に拠(よ)る緊急事態宣言が発せられた前後から、日本政府が手掛けた政策対応は、所謂(いわゆる)、「3密」(密集・密接・密閉)の回避にせよ、人々の接触を8割、減らすことを趣旨とする「不要不急の外出」の自粛にせよ、世の人々に「要請」を出す域のものにとどまっていたのである。


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