KDDI大規模通信障害に業界全体で再発防止・低減に臨めと各紙

バックアップ構築を

KDDIは先月2日未明に引き起こした携帯電話の大規模な通信障害について、同28日に電気通信事業法上の「重大な事故」に当たるとして総務省に報告書を提出。翌29日には高橋誠社長が記者会見し、利用者への返金対応と再発防止策を発表した。

これに対して、新聞ではこれまでに読売、日経、毎日の3紙が社説で論評を掲載。業界全体また官民で再発防止、被害の低減に取り組むよう訴えた。

31日付読売は「通信業界全体で、再発防止策を構築することが不可欠だ」と指摘し、総務省に対しは「今度こそ、業界全体の指導を徹底してもらいたい」と強調した。

確かにその通りだが 携帯電話の通信障害では昨秋、NTTドコモが大規模障害を起こしたばかりで、総務省はドコモの障害を受け、各社に対策の緊急点検を求めていた。それにもかかわらず、今回は過去最大規模の障害が発生したわけである。

人間の行うことであり、ミスやトラブルは付きものとすれば、再発防止を強調するより、障害が発生した場合の被害をいかに少なくするか、あるいはバックアップ手段をどう構築するか、に重きを置いた方が適切か。