中国製電池への依存深める日本のEV 国家安保上の新たな脅威に
仏国立安全保障防衛研究センター上席フェロー 新田容子

日本の自動車メーカーが中国の電池大手・寧徳時代新能源科技(CATL)製のEV(電動自動車)用バッテリー、特に人工知能(AI)技術を組み込んだものに依存を深める中で、データの機密性、制御システムの脆弱(ぜいじゃく)性、地政学的な緊張時の供給リスクといった新たな脅威が顕在化している。国防省は今年1月、CATLなどを中国軍と関係があるとされる企業のブラックリストに追加した。その脅威の全体像を示し、企業および政策当局に向けた具体的な対応策を提言する。【...全文を読む】