トップオピニオンメディアウォッチ【新聞】共産主義になびいて男系での皇位継承を「男尊女卑」と侮辱する朝日

【新聞】共産主義になびいて男系での皇位継承を「男尊女卑」と侮辱する朝日

典範改正案が成立へ

 皇室典範改正案が先週、衆院で圧倒的多数の賛成で可決され、今国会での成立が確実となった。衆院本会議は起立採決(賛成者の起立)だったので賛否の数は不明だが、中継されたテレビ画面では全員が起立していたように見えた。

 それはそうだ。衆院7会派のうち反対したのは共産党の1会派(4人)だけ。賛成は自民党、日本維新の会、中道改革連合、国民民主党、参政党の5会派で、チームみらいは自主投票としたが、同党ホームページでは衆院11議員のうち賛成9人、反対1人、退席1人としている。自民は2人が欠席、中道は1人が欠席し4人が退席。ざっくり言えば反対・棄権は10人強。採決での反対(起立せず)は5人程度。つまり衆院総議員465人の97%の圧倒的多数(ほぼ全員)で法案は衆院を通過した。参院(248議席)では立憲民主党が反対するそうだが、衆参両院(713議席)合わせればほぼ9割の賛成は確実で、堂々たる「立法府の総意」と言えよう。

大部分の新聞が反対

 ところが、驚いたことにオールドメディアは真逆なのだ。同法案に賛成したのは産経1紙だけ。読売、朝日、毎日、日経、東京など大半の新聞が反対している。「崩れ去った『立法府の総意』」(朝日)、「養子案に異論根強く」「子孫の継承資格『唐突』『国民を愚弄』」(読売、いずれも11日付)などと養子案に的を絞って批判している。社説でも「このままの成立は許されない」(朝日10日付)、「男系養子は撤回すべきだ」(毎日11日付)、「根幹変える質疑が3時間とは」(読売同)、「結論ありきの皇室典範改正は理解得られぬ」(日経同)等々、反対のオンパレードだ。

 養子案は森英介衆院議長が取りまとめた「総意」に明記されており、改正案はそれを制度設計したものだ。だから細部に異議のある中道も賛成し衆院は了とした。それを「総意」にもない「女性、女系」を持ち出し「ちゃぶ台返し」を唱えているのだ。まるで共産党を思わせる。

 それで同党機関紙「しんぶん赤旗」を見てみると、「『国民の総意』背き審議3時間」「『男系男子』固執やめよ」「女性差別助長する」とオールドメディアと響き合っていた(11日付電子版)。元来、共産党は皇室を完全抹殺する「人民共和国」を目指す反皇室派だ。それが法案潰(つぶ)しに躍起なのだから、法案は「日本の皇統を護(まも)るもの」(産経11日付主張)に違いあるまい。

 朝日の前記社説は特大社説(通常2本を1本)で、本音も露(あら)わに「天皇制に埋め込まれた男性第一主義を見直す好機だったのが、これではかえって男尊女卑を歪(いびつ)に反映する制度になってしまう」と、男系皇位継承による「万世一系」を「男性第一主義」「男尊女卑」と蔑(さげす)み、それを見直す(破壊する)好機だったと白状している。これは聞き捨てならない。

 米国の過激な差別撤廃主義者が建国の父たちを「奴隷主義者」と罵(ののし)り米国を「奴隷の国」と侮辱しているように、朝日は神武天皇以来の皇統を「男尊女卑」と罵り日本を「男尊女卑の国」と侮辱する魂胆なのだ。

「人民共和国」を志向

 朝日社説はこうも言う。「象徴天皇制と、法の下の平等や個人の尊重など『人類普遍の原理』という、異質なものが憲法には同居しており、完全に整合させることは難しい」。冗談ではない。世界には「王冠を戴(いただ)く国」はあまた存在する。サッカーのワールドカップ(W杯)決勝トーナメントのベスト8に勝ち進んだイングランド(英国)、スペイン、ノルウェー、ベルギー、モロッコがそうで、それぞれに国柄があるのだ。それを「普遍」に塗り替えようとするのは「人民共和国」志向の共産主義者だ。

 トランプ米大統領は建国250年式典で「米国に共産主義者は不要だ」と述べたが、日本にも不要だ。その共産主義にオールドメディアが雁首(がんくび)そろえてなびくなら国民はこう言おう。「オールドメディアも不要だ」と。

(増 記代司)

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