米誌紹介後の再評価では味気ないサンデー毎日「名古屋の大化け」

愛知万博を機に飛躍

名古屋周辺には技術立国・日本を支える最先端ハイテク技術関連の研究施設、企業が多く、海外から研究者、使節団の来訪も多い。そんな中、評者(片上)は、2005年の愛知万博開催に注目したい。

当時、国内のマスコミが「今時、ハコモノ中心の博覧会でもないだろう」とくさし、開幕前の盛り上がりはいまひとつだった。しかし、そこでもともとお祭りが大好き、地元愛に燃える名古屋人気質(かたぎ)に火が付き、地元財界の強力なてこ入れ、中部国際空港の開港もあって、最終的に122カ国が参加。会場全体が「緑と先端技術の調和空間」というコンセプトで構成され、その結果、大成功した。

人が動けば経済も発展する。これを機に岐阜、長野、静岡など隣県の温泉地の宿泊客が増え、岐阜市が主催する鵜(う)飼いをセットにしたツアーも好調。中部圏の中心都市の面目を果たしてきた。こういった経済の好循環に目を付けたホテル資本がこの十数年来どっと集まり、くだんの国際的ホテルや観光施設が生まれたわけだ。

天守閣の木造復元等

名古屋観光はなんといっても名古屋城だが、09年に国宝級の本丸御殿の復元工事が行われた。18年に完成したが、その成った部分ごとに一般公開され、観光客を増やした。河村たかし氏の市政になって名古屋城天守閣の木造復元なども決定された。名古屋を評価するならここまで書いてほしい。(片上晴彦)

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