法的な根拠示されず
一方、教団所有の土地と隣接する国士舘大学も先月20日、教団に「直ちに本計画を中止し、及び本件土地から撤収するよう強く申し入れする」と、高圧的な申し入れを行った。その文面には昨年来、マスコミによって流されてきた教団の“反社会的”行為が並ぶ一方、法的根拠は示されていない。このため教団は「当法人に対する著しい事実誤認に基づくもの」(回答書)として現在、既存の建設物の解体工事を進めている。
この現状に、番組コメンテーターたちは「中止させることはできないのか」と不満の声を上げる。しかし、そこに釘(くぎ)を刺したのはMCの太田光(爆笑問題)。「法的に通っているにもかかわらず、これを『中止せよ』ということをすると、他の宗教団体に対しても、なんか『怖いから』ということで、宗教団体が建物を建てることすらできなくなっちゃう。それはそれでまた問題だ。だから、岸田さんが(解散命令請求を)どう判断するのか。それを先にしないと」
太田は6月25日放送でもこんなことを言った。「(教団を)批判するにしろ何にしろ、法的な段取りを取らなければいけない。こういう混乱が起きたのは、岸田さんが何にも考えずに『関係を絶ちます』と、ザツに言ってしまったからだという気がする」
岸田首相の解散命令請求が先にあれば、市民・行政・大学を巻き込んだ反対運動にも一応、法的な根拠があると言えるが、絶縁宣言も含め後先が逆になっているというのだ。
この回の放送で、阿部市長は施設建設中止の申し入れを行うため、教団本部を訪れたことに触れ、「市民の総意として、ここに何らかの建設を行う、あるいは解体工事を行うことについては一度踏みとどまっていただきたいというお願いをした」と説明、中止申し入れは「市民の総意」を強調した。






