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金利差意識から再び円安に動きだした日米金融政策に論評少ない各紙

都市のイメージ(Photo by Vlad Busuioc on Unsplash)
都市のイメージ(Photo by Vlad Busuioc on Unsplash)

円売りドル買い続く

外国為替市場で円相場が再び1㌦=142円台の円安水準に下落するようになってきた。市場関係者の間では、今後の円相場について、日米の金融政策の違いによる金利差を意識した円売り・ドル買いが続き、一段の円安進行を予想する向きが少なくない。

円相場は今年1月に付けた高値から、じりじりと下げていて、これまでに15円程度安くなるなど下落傾向が続いているのである。

なぜ、また、円安が進行しやすい状況になっているのか。それは基本的には、日米の景気状況の違いによる米連邦準備制度理事会(FRB)と日銀の金融政策の違いからである。

特に先の金融政策決定会合では、11会合ぶりに利上げを据え置いたとはいえ年内に再利上げの可能性を示唆したFRBと、4月に総裁が交代しても相変わらず大規模な金融緩和策を続ける日銀の金融スタンスから、金利差拡大への思惑が言わば必然的に生じているからである。

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