コロナ「第9波」警告するアエラ、海外観光客の“狂騒曲”伝える新潮

京都(Photo by Sen Lee on Unsplash)
京都(Photo by Sen Lee on Unsplash)

「5類」で変わる生活

5月8日から新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「5類」になり、さまざまな規制や自粛が緩和されつつあるが、だからといって長い感染対策生活から簡単に元の生活に戻せるわけではない。戸惑いの中、手探りで人々は日常生活に踏み出している。

アエラ(5月15日号)では細かな質問を6人の専門家にぶつけ、「コロナ5類で変わる生活、ワクチン・医療・旅行はどうなる?」を載せた。Q&A形式なので分かりやすいが、ここでは言及されていない場合もあり、結局、医療関係者やかかりつけ医に聞くことになる。とはいえ、取りあえずの対処法を探すにはいいかもしれない。

心配なのは夏ごろとみられている「第9波」だ。「第9波は『XBB』次第」の記事で「国立感染研究所」によると、これまでの型より「感染が広がりやすく、感染者を増加させる優位性がある。また、感染したりワクチンを打ったりしてできた免疫を回避する能力はBA・5よりも高いとされて」いるというから厄介だ。

「厚生労働省の専門家会議の座長を務める脇田隆字(たかじ)・感染研所長」は「第9波の流行が起きる可能性が高い。(略)第8波よりも大きな規模の流行になる可能性も残されている」と同誌に述べている。

このXBBは感染しやすく、免疫もすり抜けることは分かったが、症状は重いのか、インフルエンザ程度なのか、回復に時間がかかるのか、等々、これと付き合っていくのにはどうしたらいいかには言及されていない。ただ「高齢者や基礎疾患を持つ人たち」への注意を促しているだけで、大多数のこれから行動しようとしている人々へのアドバイスが抜けているのが残念だ。

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