難癖付け悪あがきも
朝日と共産は旧統一教会と自民党との「癒着」批判で足並みをそろえ、異様な教団攻撃を繰り返してきた。朝日3月22日付社説は「今回とくに注視すべきは、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と候補者との関係だ」と唱え、共産は「癒着を断ち切る審判を下そう」(しんぶん赤旗4月5日付主張)と呼応した。
北海道議選の函館選挙区では自民新人候補を市議時代に教団の推薦を得ていたと名指しで批判した(赤旗3月17日付)。だが、同候補はトップ当選を果たし、審判を下されたのは落選した共産候補の方だった。もはや教団叩(たた)きはうんざりなのだ。
ところが、朝日11日付社説は「(教団と自民の)候補者の関係が注目されるなか、党本部は対応を地方組織任せで、有権者に的確な判断材料が十分に示されたとは言い難かった」と難癖を付けている。共産の「歴史的大敗」を教団叩きで覆い隠そうとする朝日の悪あがきと言うほかない。
(増 記代司)