共産の歴史的大敗に口をつぐむ朝日・毎日 教団叩きで共産と足並み

立候補者の演説をスマートフォンで録画する有権者 (奈良県奈良市)
立候補者の演説をスマートフォンで録画する有権者 (奈良県奈良市)

おかしな「明暗」分析

統一地方選挙の前半戦の結果を新聞は正しく分析しているだろうか。各党の明暗がくっきり分かれたが、朝日と毎日の見方が腑(ふ)に落ちない。

「明」は異論なく維新の会である。41道府県議選で67議席から124議席、17政令市議選で72議席から136議席へと倍増させた。選挙報道でよく使われる表現をすれば、「地滑り的勝利」である。

ならば「暗」はどの党か。朝日は「維新、関西で勢い『全国』へ 吉村氏『自民びびる党必要』」との見出しで、「維新に押し出される形で、自民党の有力議員らの落選が相次ぎ、各地の政界で衝撃が走った」と自民を「暗」とする。毎日も「維新、全国政党化に弾み 自公、高まる警戒感」と与党を「暗」とする(いずれも11日付)。この見方がおかしいのである。

というのも、自民は道府県議選では定数17減の中で1153議席(5減)を獲得し、全定数に対する自民の議席占有率は前回より微増の約51%となった。同党の議席占有率は1990年代初めに50%を割って以来、長期低落を続け2007年には過去最低の47・6%に落ちた。それが第2次安倍政権下の15年に四半世紀ぶりに50%代に戻し、それ以降はいずれも5割を確保している。

政令市議選では292議席(35減)で、ほぼ1割減にとどめた。公明は前者で169議席(3増)、後者で171議席(増減なし)と安定していた。両党とも得票率は下げているものの、「暗」とはけっして言えない数字である。

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