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NHKの思惑外れ「どうする家康」時流に乗りLGBT登場

時代劇利用し啓蒙か

長年、LGBT問題をウオッチしている筆者は、メディアの中で、NHKはLGBT運動の先頭に立っていると、何度も指摘してきた。時事番組だけでなく、「よるドラ」で恋愛感情を抱かず性的魅力も感じない「アロマンティック・アセクシャル」を主人公にした「恋せぬふたり」を放送したこともあった。それだけでもやり過ぎ感は否めないが、ましてや大河ドラマにLGBTを入れ込むとなると「たかがエンターテインメント」と見過ごすわけにはいかず、NHKの思惑を考えてしまう。

言えることは二つある。一つには時代劇を利用したLGBT啓蒙(けいもう)だが、脚本家がそこまで考えているのかは分からない。もう一つは時流に乗ることで、高齢者に多い視聴者層の拡大を狙うことだが、これはあるだろう。

制作者が神経を尖(とが)らせる視聴率は初回でも15・4%だった。その後下がり続け10話は7・2%と最低を記録した。裏番組の侍ジャパンの活躍に押された影響を差し引いてもレズビアンを登場させた狙いは奇をてらい過ぎて空振りに終わったと言える。その後も11%前後にとどまっている。

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