「抑止力」の文言がどこにもない左派紙 ウクライナ侵攻1年の社説

ミサイルの攻撃によって破壊された住宅=ウクライナ、ドニプロ、2023年1月17日(UPI)

教訓を握り潰す3紙

ロシアのプーチン大統領によるウクライナ軍事侵略から1年が経(た)った。戦火は今なお続いている。日本はそこから何を学ぶべきなのか。教訓は少なからずあった。おさらいすれば、こうである。

外交評論家の宮家邦彦氏は「戦力がないと守れない」「同盟がないと守れない」「戦わないと助けは来ない」と指摘(産経2022年4月7日付)。東大名誉教授・北岡伸一氏は「攻撃されたら反撃すると宣言し、相手に攻撃を思いとどまらせる程度の相当の規模の反撃力を保持すること」を強調していた(読売同4月17日付)。一言すれば、自国と同盟による「抑止力」(侵略を受ければ、退ける反撃力)を持つことだろう。

この教訓を踏まえて国会では防衛策を巡って盛んに論議をしているというのに、朝日や毎日、東京の在京左派紙は見事なまでに握りつぶした。ウクライナ1年を論じる社説に3紙そろって「抑止力」の文言がどこにもないのである。

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