文春が安倍元首相暗殺「疑惑の銃弾」を今になって取り上げた「なぜ」

昭恵夫人も疑問吐露

安倍氏が被弾したのは1発目の後、左に振り返って受けた2発目だ。だからこの「体勢では、首の右側に弾が当たることは考えられない」と「銃器評論家の高倉総一郎氏」は語る。同誌は現場で実証実験を行った。記者が安倍氏と同じ位置に同じ高さに立って左を振り返ったが、県警の説明のように「右」に当たる角度は得られなかった。

23日号では昭恵夫人が「泣きながら、自宅のテレビで何度も」この惨劇の映像を見ていることを紹介している。そして昭恵氏は「変ですよねえ」と同じ疑問を吐露する。

疑問はまだある。「警察庁関係者」は「致命傷となった左上腕部の銃弾が消えているのです」と明かす。さらに事件当日、奈良県立医科大学付属病院の医師は「首の銃創は二カ所で、心臓まで到達する深さ。心臓の壁には銃弾による大きな穴が開いていた」と説明したが、「監察医による司法解剖の結果が公表された際、心臓の穴には触れられなかった」と食い違っている。

また奈良県警による現場検証が「五日後」だったことに「警視総監経験者の一人」は「遅すぎます」とあきれる。「一連の疑惑や現場検証の遅れの理由について奈良県警に質問状を送付したが、『個別の事案には回答していない』」とのこと。

同誌は「現場検証が五日後だった」と批判する。だが、同誌に限らず多くのメディアがこの重大な疑惑を取り上げるのに8カ月を要したことはどうなのか。なぜ今ごろになって報じ始めたのか。それまで元首相暗殺という重大事件に目もくれず、事件の本筋でない世界平和統一家庭連合(旧統一教会)叩(たた】きばかりに狂奔していたからではなかったのか。

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