共産党「民主集中制」の背景に踏み込めない朝日・毎日、見物する他紙

革命政党の視点皆無

おまけに朝毎はピント外れにも共産党を民主主義社会の「普通の党」と位置付けている。毎日は「戦前に政府に弾圧」され、「戦後の激しい路線闘争」によって「民主集中制」になったかのように書くが、嘘(うそ)っぱちである。

本紙10日付社説が「民主主義と相容れぬ革命政党」と指摘した、「革命政党」という視点が朝毎に皆無だ。元来、民主集中制はブルジョアジー(資本家階級)に対して「断固たる戦争を布告する戦闘的な中央集権的組織」でなければならないとするレーニン主義に基づく(『何をなすべきか』1902年)。

毎日は「戦前に政府に弾圧」と書くが、共産党はコミンテルン(国際共産党)日本支部として創立された(1922年)。コミンテルン加盟21カ条は「内乱へ向けての非合法的機構の設置」(第3条)を義務付けており、共産党はそれに基づいて「天皇制廃止」を叫び、銀行襲撃事件やリンチ殺人事件まで引き起こした。こうした凶悪犯罪の摘発が「弾圧」とは笑わせる。民主集中制は「弾圧」以前の共産党の組織論である。

こんな共産党の「結社の自由」を認めていること自体が異常で、ドイツのように非合法化すべきなのだ。そこまで踏み込めない朝毎の「路線闘争」は所詮(しょせん)、空文である。

(増 記代司)

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