スペース物論説 正義の拳振る朝毎、大局観はあるが物足りない読売

宇宙での活動の様子(Photo by NASA on Unsplash)
宇宙での活動の様子(Photo by NASA on Unsplash)

JAXA問題に焦点

12月の各紙社説はスペース物が目立った。日経の5日付「宇宙に人送る意義と効果示せ」では、米国の月探査「アルテミス計画」における宇宙ステーションに、日本人宇宙飛行士の滞在が決まったことを取り上げ、14日付「月ビジネス新時代へ民の挑戦を促せ」では、宇宙スタートアップ企業のアイスペース(東京)の月着陸船が米国で打ち上げられたことをテーマに、これまで米中の国家プロジェクトだった月面着陸を一民間企業が取り組んでいることにエールを送った。

毎日は1日付「JAXAの研究『捏造』 宇宙開発への信頼損ねた」で宇宙航空研究開発機構(JAXA)が実験データの捏造(ねつぞう)や改ざんに相当する行為が複数見つかったと発表したことを受け、小惑星探査機「はやぶさ2」の成功などを通じ存在感を高めているJAXAに対し襟を正せと説いた。同じ問題を朝日も5日付「JAXA不祥事 組織の問題点洗い出せ」で取り上げ、JAXAの態勢立て直しを訴えた。

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