極左集団弁護の経歴
が、朝日も毎日も「教団潰(つぶ)し」に動く弁護士たちの「背景」について一言も言わない。例えば、全国弁連代表世話人の山口広氏は社会文化法律センターに属し、極左集団の成田闘争第二要塞事件裁判などを手掛けた。同センターの共同代表理事の海渡雄一氏は福島瑞穂社民党党首の事実婚の夫で、極左集団の弁護人を引き受けてきた。芳野直子氏の所属する横浜法律事務所には共産党系の青年法律家協会(青法協)、自由法曹団、国際法律家協会などの幹部が顔をそろえている。
東京4日付は「改憲問題対策法律家6団体連絡会」が安倍元首相の国葬が違憲だとして国会での徹底検証を求める声明を発表したと報じるが、6団体の中身について触れようとしない。代わりに書くと自由法曹団、社会文化法律センター、日本民主法律家協会、青法協、日本国際法律家協会、日本反核法律家協会で、公安筋では「法曹界左翼6団体」と呼ばれている。
このうち最も歴史が古いのは1921年に組織された自由法曹団で、終戦直後の45年に共産党員の故・青柳盛雄氏(元衆院議員)らによって再建され、共産党がらみの公安・労働事件の弁護や訴訟の代理人などになり、同党の政治運動の一翼を担ってきた。青柳氏は日本法律家協会理事、日本国際法律家協会顧問も歴任していた。