日中国交50年で思い起こされる朝日の「北京と手を握った」中国報道

G20に参加した安倍元首相(中央)、トランプ前アメリカ大統領(左)、習近平国家主席=2019年6月28日、大阪
G20に参加した安倍元首相(中央)、トランプ前アメリカ大統領(左)、習近平国家主席=2019年6月28日、大阪

「不安」は最大業績に

9月29日は日中国交50周年だったが、そのことを忘れるほど祝賀行事は低調だった。10年前の2012年の40周年は尖閣諸島をめぐって日中が対立し、祝賀行事は中止された。それに比べて曲がりなりにも祝賀行事が行われたのだから、それよりまし、か。

が、中国は10年前より「ますます攻撃的かつ横暴になっている」(オースティン米国防長官=1日の日米豪防衛相会談で)。もう一つ「攻撃的かつ横暴」になったのが朝日の安倍晋三元首相攻撃だ。

安倍元首相の国葬が行われた9月27日はその因縁の日と言ってよい。10年前の同日、各紙は一斉に安倍氏を社説タイトルに掲げた。菅義偉氏が国葬儀の追悼の辞で、銀座の焼き鳥屋で自民党総裁選への出馬を3時間も口説いたという、その総裁選に安倍氏が勝利し、前日に第25代自民党総裁に就任したからだ。

9月初めに安倍氏が総裁選出馬に意欲を示すと、朝日は「安倍元首相 思慮に欠ける歴史発言」と批判し、「一国の政治指導者として不適格だ」と断じた(同7日付社説)。朝日の願いに反して安倍氏が当選すると、民主党政権の不甲斐なさを目の当たりにしてきた他紙は、27日付社説で「政策力を高めよ」(読売)、「『決める政治』進めよ」(日経)、「再生策を語れ」(産経)と、安倍氏の「再チャレンジ」にエールを送った。

これに対して朝日は「不安ぬぐう外交を」と、真っ先に外交の「不安」を挙げ、領土、従軍慰安婦、靖国などの歴史問題への「不安」材料を並べ立て安倍氏を批判した。12年12月の総選挙で自民党が政権を奪還し第2次安倍政権が誕生すると、それ以降、ご承知の通りの安倍攻撃だ。

だが、「不安」とした材料のうち、「慰安婦」については長年にわたる朝日の虚報が14年8月に白日の下にさらされ、誤りを認めざるを得なくなり朝日は完敗した。朝日が思慮に欠けるとし「不適格」と断じた外交は地球儀俯瞰(ふかん)外交と評価され、「開かれたインド太平洋」構想は最大のレガシー(業績)となり、世界中から称賛の声が寄せられている。ここでも朝日は完敗である。

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