原発輸出、研究の共同推進を
北東アジア5カ国のうち韓国と日本を除くと、仲良くできる国がないではないか。両国関係を強固にするためには留学生を交換したり、人々が頻繁に往来するだけでは不十分だ。互いのニーズを発見することが重要だと思う。
原子力安全の共同研究や原発輸出の共同推進をするなら、内実があり有機的な協力関係になる。仮に韓国の政権が代わって左派政権になったとしても、反日を主張することは難しい。
日本側には、韓国がまた左派政権に戻ったら韓日関係が逆戻りするのではないかという心配があり、実際にそうなる可能性は否定できない。しかし、有機的で互いのプラスになる、自分の利益になるということを韓国人が感じるようになれば、左派政権になってもそう簡単に反日はできないと思う。
尹大統領は検事出身だが、これまで文政権が壊した国政全般を正常化させ、特に外交面では抜群の力を発揮していると思う。今年8月のキャンプ・デービッド原則による韓米日3カ国の合意にたどり着いたことなどは評価できる。原子力分野での韓日協力を大統領が耳にしたら非常に前向きに考えてくれるのではないだろうか。
私のアイデアについて何人かの韓国人に聞いてみたところ、反日感情が強い人でも肯定的だった。原子力安全や原発輸出にプラスになるからだ。反対する理由がない。(談)